力ある書の数々
第三閲覧室
ファンタジアに伝わる様々な魔法の書のエピソードなどをまとめた本のようだ。
ファンタジアにはたくさんの書物が残されているが、なかでも特徴的なのは力を宿した書物だろう。これらの書物は実際にペンやインクで書くのではなく、魔力をそのままか、あるいはインクや媒介物に込めて文字として刻む"ルーン"という力ある言葉の技術が用いられる。現在ではルーンを刻む技術は失われて、神々の遺したいくつかの魔術書と、王家の伝える紋章だけが残るのみである。例に『偽る命の書』や『真なる死の書』と呼ばれる魔術書は、神々が力をこめたという偉大な魔術書である。
それらの魔術書はかつての竜との戦いで用いられ、不死のモンスターや悪魔や、高位の精霊等を呼び出して使役、戦わせていたという。このように、ファンタジアでは「本」は知識が書かれただけの書物と限らない。
剣や槍のような力になることもある。よって、賢い魔術士とは、自らが振るう知恵ある力を制御するために、自らにも"力ある知恵"が求められるのである。
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