眠り姫の世界

 スフィアの中心近くに位置する世界。ここにいる眠り姫は寝所で見る夢を通して各世界に干渉したり夢を操ったりできる。またこの世界の住人は皆より良い眠りのために枕を手作りしたり、外で昼寝を楽しんだりと、基本はのんびりしている。

 普段はいたって平和な世界だがギルティナを連れ出したクラブが眠り姫が力を使う場所である寝床を封じ、住民の中には眠ったまま目の覚めないものも出てきていた。クラブを追ってこの世界に着いた冒険者とサポーターは現実世界と夢の世界を行き来し、眠り姫の世界の住人、シンフォニーズ、ビート教授とアリスちゃん、朱の召喚士とエリル王女、月並海賊団と協力しアイザックとレザーに最後の戦いに挑む。

 激闘の末、寝床を取り戻すと眠り姫の力でアイザックとレザーは夢の世界へと送られた。二人は戦いを求め続けるという望み通り永遠に覚めない夢の中で永遠に戦い続けることになった。

 残すはクラブのリーダーただ一人。リーダーのいる眠り姫の世界より更にスフィアの中心に近い場所に行く装置の開発に手をこまねいていると参謀長リクの口からクレイマー工場長の生存が明かされる。クラブのリーダーに狙われないように偽装していたとのこと。こうして冒険者とサポーター、ゲートシステムに組み込まれたマリー社長と現在行方不明のヘルセプト先生を除いたシンフォニーズはクラブのリーダーの元に向かった。

 一行が辿り着いたのはマリエースシステムで見たマリー社長とヘルセプト先生が偶然飛ばされ、また来ようと約束したあの場所「PromisedLand」だった。そしてそこで待ち受けていたのはクラブのリーダーにしてシンフォニーズの創設者のヘルセプト先生だった。ヘルセプト先生の正体は過去に本来額縁機構に組み込まれるはずのギルティナの代わりに組み込まれた古代人で長い間額縁機構に組み込まれていたが100年前に弾き出されそれが100年前のワイアーズブレイクの原因となる。それからヘルセプト先生は安定したゲートシステムのためにシンフォニーズを結成した。それからはマリエーヌシステムで見た通りだがマリー社長がゲートシステムが組み込まれてからヘルセプト先生はマリー社長を救い出すため世界の歪みを引き起こそうとした。それが作中二年前のワイアーズブレイクだったがそれでもマリー社長をゲートシステムから救い出すことは出来なかった。そして今回はよりスフィアの中心に近い場所でより大きなエネルギーを使い世界の歪みを引き起こそうとした、というのがこれまでの真相だった。

 薄薄気づいてはいたが戦いたくなかった相手に迷いながらも戦うシンフォニーズ。次第に劣勢になったヘルセプト先生は今までためていた莫大なエネルギーを使いかつての仲間達に向かってきた。戦いの中、参謀長リクが背中の弱点を見破り全員がそこに総攻撃をかけることでついにヘルセプト先生を止めることが出来、ワイアーズブレイクの危機は去った。世界の平和のために各分野の天才にヘルセプト先生が声をかけて結成されたシンフォニーズがヘルセプト先生を止め世界の平和を守った。

 こうして世界の平和は保たれたがマリー社長は以前ゲートシステムに組み込まれたままだったが本来組み込まれるはずだったギルティナが自分が入ると申し出た。確かに本来ゲートシステムに組み込まれるはずのギルティナであればヘルセプト先生のように途中で弾き出されるといったことはなかったがマリー社長の代わりにギルティナが組み込まれることをアイン博士は望まなかった。生きた人間を組み込む代わりに人間のココロだけを組み込むことでゲートを安定させることを発見していたアイン博士はギルティナにココロだけ核にすること、この方法であればギルティナ自身は外で生活できるが大きく力が削られてしまうことを説明しそんな方法しかまだできていないと謝罪した。それに対してギルティナはそこまで研究が進んでいることを称賛し、その方法に同意した。

 こうしてマリー社長はゲートシステムから助け出され、ギルティナは子供のような姿になってしまったが外の世界で暮らせるようになった。アイン博士はギルティナにココロを返せるように研究を続けることを決意した。現在、ギルティナはアイン博士の研究所で暮らしている。


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